2011/02/10

小田原馬車鉄道(小田原電気鉄道) 前田橋遺構

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前田橋は、小田原馬車鉄道開業時の1888年(明治21年)、早川を右岸へ渡る為に架けられた橋で、
馬車鉄道時は道路併用橋であった

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1896年(明治29年)小田原馬車鉄道は小田原電気鉄道に改称、1900年(明治33年)全線を電化
写真は電化後のもので、馬車鉄道時代の写真は見つかっていない
(馬車鉄時代の落合橋は木トラスのように描かれた絵図がある)
この写真は下流側から見たもの

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そしてこちらが上流側から見たもの
なんだ全然違う橋じゃないかと思うが、明治の終わりまで架かっていたので、水害で破損したか、
木橋は耐久性が低いので、十年位で架けかえたようである
走ってる車両的に、こちらの方が新しい橋のようだ

橋の対岸(左岸)の軌道は、石積みの上を山の斜面に沿って廻り込んでいるようだ

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箱根新道の早川橋梁の下を覗き込むと、護岸の石積みの上に、さらに石積みがある

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丸石による石積みだ

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さらにその上には、角の石積みがある
中段の丸石積みが一番古いのは明白で、ぐる~と山を廻り込むように積まれている

コレって軌道線(小田原馬車鉄道/電気鉄道の湯本線の事。以下同じ)の石積みじゃないだろうか・・・

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右岸側から見てみる
赤枠は3枚目の画像「一枚の古い写真」とほほ同じ位置になる
軌道線の前田橋は、此処に架かっていたのである

古写真の対岸にでかい岩が写ってるね。アレってこのフレームの中の岩だろうか・・・

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箱根新道を潜って、左岸を進む
なんとかいけそうだ。以前は草が酷かったので、季節を待ったのだ

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岩の段差をトラバースで進む

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いきなり人工物発見。アンカーポルトみたいだが、明治期かどうかは判らん

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自然石の間にコンクリを発見。何じゃろ

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箱根新道の橋桁よりまだ下なので、この上だろう
でかい岩にヨイショとよじ登る、、、、と

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なんじゃこりゃ

不自然に平らな上に角穴が開いてる

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下流側の穴の脇には、角々とした穴もある
角材を立てたか、差し込むように使った穴だろう

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上流側にもアンカーボルト発見

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脇から穴のある岩とコンクリを見てみる
橋台かとも思わせる組み合わせだが、穴の角度が違うし、コンクリも右、向う側と傾いている

そもそも架かっていたのが木橋なんで、ここまでしっかりとした橋台は必要無い

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もそっと離れた位置から穴あき岩(赤枠)を見てみる
箱根新道の橋桁の高さに近い。丸石積みとの高さも合っている。丸石積みも軌道線由来のモノだと思う

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軌道線前田橋の左岸側遺構なのは間違い無いと思われる

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此処から下流に向かって石積みの上を・・・なのだが、撮影ポイントの角石積みの下になってる
以前ガスかオイルのタンクが立ってた場所だ。今は撤去されて何も無い

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前田橋は此処から右岸に架かっていた
当然後程右岸もウロウロしたが、河原に何かが残っている筈も無く、対岸も護岸改修されてる

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さて、穴のある岩の下のコンクリだが、、、

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ソコを含めてL字形に打たれていた
鉄棒が浮き出ている。芯として使ったものかは定かでない
(写真手前側は鉄棒が明らかにはみ出てる)
結局何だか判らなかった。穴あき岩の下に隙間でもあったんだろうか?

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廻りをじっくり観察すると、他にも角穴っぽいのが開いていた
丹念に探せば、まだあるかも知れない

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古写真との比較、及び数々の工作跡からして、軌道線の前田橋があったのは、此処で間違い無い
ピンクのフンバリを利かしていた岩が、先ほどの穴のある岩である
もう一個は電柱を立てる為か?

1910年(明治43年)関東大水害により前田橋・落合橋流失し、(川沿い軌道も被害)
1913年(大正2年)早川左岸のみのルートに変更されて鉄道は再開した

小田原馬車/電気鉄道、明治期のみ活躍した橋だった


ちなみに此処から小田原方面に向かっては、風祭付近まで早川沿いに軌道はあったそうだ
このレポ最初の地図参照
以前描いた概略図は間違ってるので、信用しない事。このレポ
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コメント

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No title

復帰おめでとうございます。
小田原馬車鉄道の橋脚は、自然石を基礎にしていたのですね。
貴重な遺構ですね。これからもずっと残りそうで、何時か見に行きたいです。