2010/02/14

藤沢市/江ノ島 未成モノレール

江ノ島にモノレールの未成線があったのをご存知だろうか

Wikipedia/「日本のモノレール」にも書かれているが、
1928年頃、江ノ島電気鉄道/江ノ島懸垂電車→日本懸垂電気鉄道→空中電気鉄道 である
(「江ノ島懸垂電車」はもう一線あるが、こちらは申請が却下されたので、スルーする)

Wikipediaの記述によると、特許を取得(軌道法での許可)し計画を進められたが、
沿線住民の反対と資金不足で会社は解散となったそうだ

しかし、Wikipediaでは1928年に特許を取得したのに、1925年に解散など、ちょっと変だったりする

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/fe/4e/bazu55555/folder/725107/img_725107_23522185_1?1266085912

昭和7年(1932年)「日本全国鉄道粁程」にはまだ載ってる(以前、この路線はロープウェーだと思ってた)
江ノ島- 稚児ヶ淵(江ノ島西側)間は、どう迂回しても1.41km無いので、この駅名は誤記だろう

路線はおろか、車両や軌道は不明で、どんな姿になる予定だったのか・・・

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/fe/4e/bazu55555/folder/725107/img_725107_23522185_0?1266085912

とか思ってたら、土木学会/増田淳氏関係資料の中に設計計算書があった
(コレの日付が1929年になっているので、その頃はまだ計画が進んでいた事となる)

殆どが計算式の資料だが、軌道と車両の概略図が記載されており、
基本がこんな形なら、複線という事になる

Wikipediaには、片瀬-江ノ島間となっており、日本全国鉄道粁程の距離1.41kmが正しいなら、
ホントに本土から江ノ島に渡るためだけのモノレールだったようだ

明治35年(1902年)には 江之島電氣鐵道(江ノ電)が藤沢~江ノ島間開通を開通してるし、
昭和4年(1929年)に小田原急行電鐵江ノ島線(小田急江ノ島線)も開通した

それと接続するモダンなモノレール、実現してたなら、楽しい乗物になったろうな
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コメント

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No title

これはランゲン式っぽいですね。ヴッパータール空中鉄道で採用された様式。江ノ島のやつ、何で作るつもりだったんだろうと前から疑問に思っていましたが、ランゲン式ならば当時すでに採用実績あったわけですし、わりと堅実な選択だったのかもしれません。

No title

ヴッパータール空中鉄道って、聞いた事はあるんすが、今だ稼動してるんすね!!
ドイツの技術は世界一!!!凄いなぁ

しばし、古いモノレールをWeb堪能してしまった


同資料の中に四角いトラス鋼材の絵もあったんすが、
それか軌道って事でしょうかね
支柱の四角(中クロス)の部分にあたる事になるみたいです

No title

ランゲン式のレールそのものは、普通の鉄道のレールと同じようなものです。説明は・・・自分のところだけってのもなんなので2つならべておきます。

・おれんとこ
http://nekosuki.org/landscape/pieces/langen-mono.htm
・The Monorail Society の説明
http://www.monorails.org/tMspages/TPdoub.html

もちろんレール1本だけでは支えられないので、レールを支える構造物が必要になり、それがトラス鋼材の部分だと思います。ヴッパータールは「川の上を通す」というムチャやっているんで、その構造物が実にドイツ的で大規模で見ごたえのあるものになっているようです。
それにしても開通して110年ですからねえ。あの物持ちの良さは、やっぱなんか異次元な気がします。