2021/10/23

富士山 おおよそ全ての説明(だいたい)

注.東西間違えたんは修正しました。誤字も直しました

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富士山は単一の成層火山、、に見えて実は過去の火山が下にあり、
複雑に重なってるというのは御存知かと思う
そこいら辺、ぃゃ、そもそも噴火する前から含めて、全容を纏めてみた

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過去に小御岳火山があり、古富士山が噴火-山体崩壊を繰り返し、
約1万年前から現在の富士山が噴火を開始した
この辺りは富士山史としてメジャーなんで、皆さん御存知かと思う
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小御岳もボーリング調査により、先小御岳といえる山体がその下にあるそうだ
一緒でいいじゃんと思うが、火山成分が違うなど違いがあるそうだ
先小御岳は0.27Ma~0.16Ma(27万年前~16万年前)
小御岳は0.16Ma~0.1Ma(16万年前~10万年前)
に活動してたそうだ

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さて小御岳を含んだ富士の火山だが、東南の箱根・愛鷹は火山だから別として、
東側の丹沢はフィリピン海プレートの衝突により付加体が隆起してできた地形
実は山中湖東・篭坂峠は丹沢山地に属していて、
現在の富士山の東側は、丹沢と繋がっている(丹沢山地の上に富士山が被さってる)

北の御坂と西の天守も、丹沢より古い衝突で出来た山体らしのだが、
1000mを超す山々があるのに富士に繋がって無いのは何故だ?
小御岳~富士山が噴火してなきゃ、どんな地形だっのか気になる
そもそも、富士山の下はどーなってる?

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御坂は丹沢以前に衝突した山地として知ってたが詳しくないし、
天守はまったく知らんので、まずは地質を調査

御坂と一緒で天守も海成層で出来てる
御坂が新生代新第三期中新世、後期バーディガリアンから後期サーラバリアン期
といっても判らんので、2044万年前~1163万年前頃に形成されてる
(3000万年前~1300万年前の資料もある)
天守は新生代新第三期中新世、後期ランギアン期~トートニアン期
1597万年前~724.6万年前(同/1300万年前~600万年前)

いずれもフィリピン海プレートにより付加体として衝突し、
海底が隆起して山体が形成

天守の南、駿河湾沿いに大丸山(h567)・金丸山(h532)という山があり、
辺りは岩淵火山として分類されてる
新生代第四紀更新世カラブリアン期なので、
180万年前~78.1万年前(同/110万年前~60万年前)
愛鷹(40万年前~10万年前)より古いのか・・・

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天守山地を調べてたらこちらが詳しい
(年代的に前出と噛合わないが、地学あるある)

天守形成の頃、(ローカル年代はヤヤコイので省略して)
中新世後期、1180万年前~550万年前
御坂山地近くまで海で、関東山地からの堆積物が流れ込んでたらしい

足柄トラフ/伊豆弧の沈み込みで丹沢は深所へ引き込まれてたが、
700万年前頃に閃緑岩が逆入して丹沢は隆起に転じた
(丹沢の衝突は500万年前という説もある)

鮮新世、550万年前~200万年前になると丹沢の隆起に伴い湾化が進む

これらは現在の地層から論じられてるんで、
昔、海の地層だからといって、ソコが海だった訳では無い
数千~数百年前だと、どの位南にあったか判断できんが、
丹沢が衝突云々程、も少し南での出来事と思われ

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以上の結果として、富士山の下となる基盤はこのように推測されてる

実際、富士山南麓斜面、大淵村(現富士市)の試錐資料がある
海抜700mから約1000m掘られ、620m以下(海抜約80m深)に
愛鷹噴出物の下に、御坂層に類似した変朽安山岩の厚層が発見されてる
コレが丹沢層なんではないかと
深ボーリングなどが行われれば、もっと詳しく判るかも知れん

てな訳で、富士山の下には丹沢山地が続いてたのであった
丹沢の西側が富士山に埋まってるとは判ってたが、これ程とは・・
残された地は元々海だった訳で、隆起しなかった分、標高が低いって事になる

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地下の様子は以上として、今度は地上の噴火の歴史を・・・
と言いたいのだが、小御岳噴火はよく判って無い
その後の古/新富士山噴火に殆ど埋まってるからだ
全て・・・では無く実はちょこっと出てる

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地図上では山頂火口の北、吉田口五合目、小御岳神社から北の斜面が
小御岳火山山体である(他所でも若干見つかってるらしい)

それどころか、直ぐ東の2386三角点、
山頂火口の東、小富士(地名)、太郎坊下、日向山などには
古富士火山斜面も露出してる
古富士山は(新)富士山に全て埋まってる訳じゃない!

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山頂火口東南の太郎坊・日向山は標高1200程と低いし、小富士は凡そ1970m程
それに対して小御岳東の2386三角点のあるエリアは、
下方でも小富士より高い三角点1979mがある
古富士は山体崩壊で山頂はザコザコだろうけど、
標高の高い部分は小御岳近くの山頂火口北側に位置してるから、
古富士の旧山頂は山頂火口の北東側辺りにあったと思われ・・・・

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

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は?もう一つのピーク(古富士山体の残骸)とは?
(南西とか、裾野外側にあるのは古富士泥流堆積地)

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崩れて今は無い、、と。コレが御殿場岩屑なだれ(2900年前)らしい
その後跡地に宝永噴火(1707年)が蓋して、今は判らなくなってる

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御殿場岩屑なだれ=御殿場泥流というのは、足柄平野の歴史でも扱ってるんで、
よく知ってるつもりだっだが、、、

酒匂川古代史 #3 中流域の変編
https://bazu55555.fc2.net/blog-entry-2654.html
崩れた御殿場側の方はスルーしてるな
富士山東側、ちょこっとある古富士の上に堆積した新噴出物が崩れたとか
記憶してるんだが、どの資料みてたんだが判らん

しかしながら泥流は数十年とか思ってたけど、
200~300年続いたんか、酷いな
(詳しい資料とか、まだ見た事無いので再調査の必要がありそ)

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山体崩壊に関してはコチラが詳しい
このように何度か崩れたらしい

崩れた場所がさっぱり判らんかったが、宝永噴火が埋めたんか、、なる程

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過去に古富士山体があったのは、
御殿場岩屑なだれ堆積地の上、雪代堆積地のピンク丸辺りか?
直ぐ上には新規/須走-御殿場溶岩があるんで、
須走口五合目より低いトコになるんかな

流石に2900年前の御殿場岩屑なだれを覚えてる人も、歴史的資料も無い
だが宝永噴火(1707年)以前の前どーだったかは、ひょっとしたら記録があるかも知れない
須走大沢とかあったかも。須走口(登山)の古文書を漁ってみようと思う

先小御岳、小御岳、古富士に関する噴火資料は殆ど無いが、
新富士と含めて年表的に纏まってる資料はある(殆ど新富士だが)
https://blog-imgs-152.fc2.com/6/a/k/6ake7jz9zefp/16_20211023173605cf3.jpg

有史の富士山噴火は、だいたいのモンを前に纏めてる
https://bazu55555.fc2.net/blog-entry-2902.html


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