2021/02/24

酒匂川右岸故事

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この資料の件はお話ししただろうか・・・
酒匂川用水農業水利改良計画図である
酒匂川右岸、現在の南足柄市~開成町にあたる地域の
農業用水に関する資料で、戦前の昭和7年の様子が描かれてる

公文書の公開する中から見つけたんだが、文書は豊富でも図系は数少なく、
見た時は小躍りする程だったんだが・・・
昭和60年頃の航空写真と比べてもあまり変わりが無い
一部水路が変わってたり、田圃が整理されてたりするが、基本は同じ

一番変わったのは

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ここな。当時は酒匂川から直接取水してたんが、
福澤第一、第二の発電所用水から分水する形となりました
実施されたのが昭和8年
即ち、この資料は取水側の変更前資料だったのです

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現在残ってるのは大口橋下の一ノ堰のモノだけで、
よくぞあんなトコから取水してたなと感心
ちなみに、この写真は2020年7月で熊本豪雨と呼ばれ、
九州・中部地方・東北などに被害が出た時の様子である
(気象庁名/令和2年7月豪雨)

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発電用水から分水する以前は、先の図の通り酒匂川から取水してた訳ですが、
上流で無く直ぐ脇で取水してた訳ですから、
酒匂川の水位は取水口より高くないと取り込めません
用水側が標高74m位で6m高さの堤防を貫いてた事となり、
(田植え時期などは)日常的にこの水位だったのが恐ろしい
大雨が降った時などはコレより増水するんすから
(キャパ5m位っすよ)

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とはいえ、直ぐ下流に取水ダムとかあった訳では無く、
山間を流れてた酒匂川が平地に出て直ぐなんで、
土砂が堆積し易く、河床が高かったそうです

現在の河床は下がってて、先の図にも書いてありますが
河原で標高71m位

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そこいらに堆積して河床が高くなるみたいですね

1970年に三保ダムが出きてからは土砂の量も減って、
右岸には河川敷グランドなどが出来ても問題無いし、
然程心配する事は無いのかも

さいでも増水時でなくても取水口近くまで水位が上がってた時もあるので、
時折浚渫してるようです
https://bazu55555.fc2.net/blog-entry-2493.html

なんの話だっけ?
そう、この資料は右岸用水路系には殆ど関係無く、
今回の中世酒匂川の流れを調べるには、まったく役に立たなかった
というか、取水だけ変えるなら、図もソコだけで良かったろうに


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