2019/08/09

酒匂川古代史 #2 成長編

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酒匂川の流域の一部である
西丹沢の世附川・中川(最近は上流部も河内川と呼称)・玄倉川を集めた河内川
富士の裾野から流れる鮎沢川、がある

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鮎沢川は御殿場を分水界とし、富士山の水は駿河湾に注ぐ黄瀬川と別れる
御殿場に分水界があるのは、富士山噴出物である岩屑なだれ等が高く積みあがっている為

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鮎沢川は分水界標高450m程から酒匂川・河内川合流標高160mまでを

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1/60という急勾配で降る

その噴出物層が無かった太古には・・・


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現在の富士山の前身である古富士火山が活動を開始した10万年前頃

古鮎沢川は向きを逆とする駿河湾へ流れてた
しかも分水界は箱根山-丹沢山地間にあり、河内川は鮎沢川に流れてた
(当時の分水界位置は不明)

なんちゅうこったい!芦ノ湖の水だけでは足りんのか (それは別件)

太古の酒匂川は西丹沢に水源を持っておらず、流域は表丹沢・東箱根のみだった
(皆瀬川辺りまで駿河湾に流れてたという話もあるが、証がはっきりしない)

河内川水系には独自の岩が有り、それ(礫)が堆積してるかどうかで判断できるそうだ
実は酒匂川らしき川は10万年以前にも流れており、堆積物も確認されてるのだが、
その中に河内川水系の礫は無いそうな、、、

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8~6万年前(他時期説あり)になると古富士火山は活発な活動を繰り返し、
最終的に標高30000m位まで成長する
その度泥流などが御殿場/鮎沢川-黄瀬川に流れ、幾つもの堰止湖を造った

繰り返すうちに御殿場を中心に高くなり、ついには堰止湖を越流する事が出来なくなり、
箱根山-丹沢山地分水界を越えて、相模湾方向酒匂川へ流れ下る

なぉ、図中に幾つも古湖(化石湖という)が描かれてるが、時代がマチマチである
実は新しい化石湖は序に書いただけで本命は古小山湖である
(御殿場付近もっと古い化石湖はあったろうが、数百m地面の下)

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溢流(いつりゅう)変遷(へんせん)。酒匂川に河内川水系、鮎沢川水系が加わった!

かつての分水界はイメージでは東名酒匂川橋梁辺りに描いてあるが、実際に見ると無理っぽい

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この古小山湖、富士系堆積物の端がほぼ崖となる100mの高低差付近が西端で、
谷が急に狭くなる辺りが東端

忘れちゃいけないのが当時は東(河内川側)から流れてた訳で、
西側(御殿場側)が「堰き止め部分」である

湖としての堆積物層などで確認出来てるそうなので、それらが堆積出来る程長い事存在してた
約4万年前に形成し、1万6千4百5十年頃(推定)に消滅したようだ

なぉ図にも書いたが、噴出物は次々来るんで、西側端はもっとあったのが埋没してるかも知れない


うむ~困った。河内川-酒匂川合流地点まで堰き止めてれば、溢流云々が判り易いんだが、
コレじゃ湖東端が分水界となり、河内川と辻褄が合わん

ここらは100m高くなるなど、地殻変動当たり前地域なんで、
今の地図と睨めっこしても答えは出ないんだろうなぁ

鮎沢川の勾配向きが逆(西→東)になったんは、変遷後に流れで削られて、、という事と思われ
ただ此処に届く断層があるのが、ちょいとだけ気になる

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上図中、金時神社が描いてあるが、
古小山湖調査地点の中で唯一ハッキリ場所が判ってて、行った事のある場所 (写真がある)からだ

鮎沢川が変遷しても、暫く残ってたであろうから、酒匂川水系の湖と呼んでも、いいよね?
災害等で一時的堰き止め湖が出来た事はあるが、万年続けば立派な天然湖だ


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参考にした資料はこの辺り
旧分水界については非常に興味があるんで、解明して欲しい (素人には無理だぁ)


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話に出てきた河内川系の特殊な岩質は「石英閃緑岩」という
地質ナビの分類では花崗閃緑岩、トーナル岩に含まれてるようだ

西丹沢独自の岩質っていっても区域広いな。どんな岩か期待しちゃうけど

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【右上】見た目「花崗(かこう)岩」である
花崗岩は火成岩の一種で深成岩。御影石の事

【右下】成分的にも花崗岩の仲間といえる (分類、前はこんな細かく無かった)
全体的に白っぽいが、成分によっては灰色

【左】多分これらで間違いないと思われ。つうか普通に花崗岩と思ってた
ちなみに結構モロくて、変質してボロボロになり「白ザㇾ」と呼ばれる奴だよね?
(地質図区域以外でも白ザㇾを見た事があるよーな、無いよーな)
特殊な岩なら当時詳しく調べたろうが、あまりにも有り触れた岩だったから、比較すらして無い

以後の話でも、河内川系の堆積物として、結構出てきます


次回は酒匂川中流域の変 ≪続く≫
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