2018/11/18

酒匂川/謎の構造物 考察編

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/56/33727056/img_23_m?1542310533

酒匂川/足柄大橋下左岸に出てきた謎の構造物
左岸用水の重要な場所に近いんで、そこら辺から調べてみた

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_0_m?1542503604

左岸の用水と言えば酒匂堰(足柄地方では用水の事を堰いう)
昭和12年より丸山、福沢第一、福沢第二発電所経由の・・・ぉゃ?
昭和23年地図では繋がってる筈だが、まだ取水口が変わって無い

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_1_m?1542503604

改めて昭和55年地図で
発電所用水から分水し、酒匂川サイフォン、川音川サイフォン経由し、
金田堰と分水した酒匂川左岸用水から、酒匂堰と鬼柳堰となる
酒匂堰はJR東海道線を超え、国府津付近で森戸川に流れ出る

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_2_m?1542503604

昭和12年以前は、川音川合流の下で取水していた

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_3_m?1542503604

酒匂堰取水口が描かれた(本当は)最後の地図。昭和8年である

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_6_m?1542503604

酒匂堰の旧取水口は足柄大橋付近にありましたが、

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_4_m?1542503604

全碑文
県営用排水改良事業として昭和8年に着工、酒匂川、川音川のサイフォン、用水の接続などが行われ、
昭和12年3月に完成
碑の円筒形な部分は、そん時のサイフォンに使ったヒューム管(鉄筋コンクリ管)
(現在、両サイフォンの記念碑に置いてあるのは改良時のモデル)

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_7_m?1542503604

旧取水口の現物は大井町役場の敷地内に保存されてます

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_8_m?1542503604

三角形の部分は堤を潜る部分。3口分ありました

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_9_m?1542503604

石柱は取水口の蓋です

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_10_m?1542503604

解説文。コレには「いつまで使われてた」が書いて無いんだよな~

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_11_m?1542503604

取水口が堤を潜る断面なんすが、いまイチ判り辛くて↑が川ん中に在って取水堰と勘違いする人も居る

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_12_m?1542503604

出てきた時の写真貼っとけば良かったんでない?

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_13_m?1542503604

↑の解説文でも書かれてるけど、酒匂堰が出来たんはとても古い

文禄2/1593年造成、慶長8/1603年竣功。ただこん時の取水口は西大井村辺りだったそうな
取水口は慶安2/1649年に金手堤に移る(↑解説では慶安4/1651年)
ただ、元禄7/1694年に金手村字水神宮に移したという資料があり、
また、享保19/1734年に酒匂堰からの取水不足により、金手村字水神宮に移したともある
本物はドレだ?

ここら辺のデータは「小田原千代蓮華寺の文化遺産と年譜」年譜より
書籍段階で二次資料(元資料より参照)なんで、誤記等あるかも知れない

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_14_m?1542503604

金手村(土地宝典時代は金田村)の字水神宮といえば、まさしく昭和8年の取水口である

最終的に字水神宮に移ったとして、金手堤に移った慶安2/1649年の場所は違うのかも知れない
堰は字水神宮からちょいと酒匂川に沿ってるんで、昔の取水口はソコら辺だったかも

ぉぉぅ、謎の構造物は慶安2/1649年の取水口に関するもの、、って、古すぎだろ!

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_15_m?1542503604

今更ですが、謎の構造物は用水関連じゃ無いと思ってました
取水堰(の水門とか)であるならば、川を堰き止める「その他」の部分が必要です
そんだけの物があれば、遺構は残るだろうし、酒匂川の歴史ん中に出てる筈です

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_17_m?1542503604

具体例。ちょい下流の栢山頭首工(農業水利取水堰)

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_16_m?1542503604

これらは発電用ですが、古い取水堰では石積みなどガッチリした造りが必要です
コンクリ壁程度では、強度的にも重量的にも足りません

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_18_m?1542503604

ちょい待て、じゃ昭和12年以前の酒匂堰の取水はどーやってたんか?という疑問ですが、
農業用水の取水では簡単な堰が使われてたようで、石や蛇籠積んで一時的な堰だったもよう
用水が年中必要では無いし、壊れたら直すが基本らしい

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_19_m?1542503604

用水関係じゃないとすれば、何だったのか・・・

確証は無いんすが、おそらくこの辺の話だと思います。川砂利採取
1960年代に行われてた採取で、よーく見てもこの時は使われ無かったようですが、
それ以前の時代に、使われたんではないかと
(酒匂川の砂利採取は省線による明治20年代から。地元企業的には大正期からの歴史があります)

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_20_m?1542503604

コレは砂や砂利のストックヤードですが、概念的には近い

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fe-4e/bazu55555/folder/109946/81/33729081/img_21_m?1542503604

採取してる現場でストックすると同時に、洗浄も行う(ホースで水ぶっかけ)

大規模な工事ヤードで、砂や砂利用のコの字形の現場ストックヤードが造られ、、、
あるだろうと写真探したが無かった・・・最近じゃ使わんのか?昔は結構あったと思うんだが

そのストックヤードの発展形として、水洗浄もする、、という実例を探したがこれまた無かった
実際を知らんので推測ですが、低圧水ホースで函(桝)じゃないとすれば、この辺なんじゃないかな~と
下流側が開いてるのは、排水の為

おそらく昭和初期~戦前だと思いますが、コレに付いて「知ってる」という方、
いらっしゃいましたら情報を是非によろしくお願いします
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

No title

2020年の正月休みに土手を散歩したら、どうも無くなっているようです。
昨年の台風で流されたのかもしれませんが、周辺の川床がフラットになっているので、撤去工事があったのかもしれません。
それとも川底に沈んでいるのかな。

No title

県西地区在住者さん、こんにちわ
かなり亀レスになりまして申し訳ございません

今だ明るい時間帯にコッチに戻れないので、まだ確認出来てません

付近の工事は足柄大橋の耐震化補強位で、
右岸中心だったと思うんすが、
左岸側でも何か工事したてかなぁ