2012/06/21

県道76号線ガードパイプ

県道76号線、安戸交差点から新鞠子橋交差点の間にある「旧ガードパイプ」のハナシである

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都橋袂

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都橋先。ガードレールの外側にガードパイプがある

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瀬戸集落への道。以前は塗装されてなかったが、目立つ色に塗られている

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同道。左藪の向こう側が県道76号線。赤矢印のトコにガードパイプが隠れてる

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此処が一番観察し易い
他所では埋もれて見えない下のパイプも見る事ができる(錆び落ちてしまってるが)
コンクリ支柱も実際にはこんなに長い

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信栄倉庫先。現道はかさ上げされてるようで、下のパイプは埋まってる

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コンクリの支柱のみが残っている

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草の中に支柱の頭とパイプが見える

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新鞠子橋交差点手前。左カーブ注意の標識辺りから、その外側にガードパイプが残っている

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コンクリの支柱が並ぶ。一部にはパイプも残っていた
現道ガードレールより外側に、かっての路肩があったようだ

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地図で示すと、この区間アチコチに点在している。かつては全域にガードパイプが並んでいたと思われる

このガードパイプがいつ頃設置されたか・・・以前から気になっていた
ガードレールが導入される昭和30年代以前と思われるが、古い方の歴史はサッパリだ

道路の基準となる道路構造令(旧含む)や道路法では、幅員道路的基準は定められていても、
防護柵を設けるとしか書かれておらず、その形状については記述が無い

現在においても、強度などの基準は在れど、「ガードレール」じゃなきゃいけない、、なんて事はなく、
支柱が鋼製のガードパイプ、ガードワイヤーなども用いられている

故にコンクリ支柱のガードパイプは何年頃に使われていた、、という年代の分類がほぼ不可能なのだ

勿論、最近ではこういうコンクリ支柱のガードパイプは新たに造られない
コンクリの養生、パイプの加工・設置と手間がかかるからだと思われる

最近見なくなったとはいえ、市町村道では珠に巡りあう (湯河原町福浦でこないだ見たよ)

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となると、古い写真で調べるしか無い

橋梁の写真だと橋が先かガードパイプが先か、、判断は難しいので、
橋が架けられてた時期で絞り込むしかない

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ガードパイプが写ってる写真は、この2橋、、おっとと

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/fe/4e/bazu55555/folder/109946/img_109946_28944838_17?1324213975

都橋にも辛うじて写っていた。昭和29年架橋であるが、昭和43年に上部が変更されてる
この旧スタイルは、昭和29年-昭和43年に撮影されたと、、

昭和30年代以前の昭和29年、、とかなり正解っぽい年数が出てきた

という訳で、昭和29年に行われた工事の確認をした

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昭和29年に行われたのは、日米行政協定による特別道路整備事業だった・・・

なんだ日米行政協定って?調べても道路とは全然関係ないのだが、
うんたらかたらあり、行政道路という形で整備が行われたようだ (詳しくはセルフぐぐる)
メジャーなトコでは横浜新道なども行政道路である

写真には、真新しい路肩斜面と、綺麗に並ぶガードパイプ
ガードパイプはこの時に造られたに違いない

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決定付けたのは、工事中の都橋の写真である
この写真では、向こう側、ぷくっと膨らんだトコにはガードパイプは無い

が、↑2枚の「相模の橋 今と昔」の完成した都橋にはガードパイプが写ってる
この部分のガードパイプは「A」として現存している

橋梁施工中に一時的に外され、元に戻されたのでなければ、この時新規に造られたに違いない

現県道76号線に残るガードパイプは、昭和29年の行政道路整備で設けられた!

長年の謎の一つが解明された

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/fe/4e/bazu55555/folder/109946/img_109946_29598293_15?1340233172

ガードパイプが並んでいる

昭和29年、1954年は58年前である
防護柵としては、とっくに現役を退いているが、それがかなり残っているというのも珍しい

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/fe/4e/bazu55555/folder/109946/img_109946_29598293_16?1340233172

同資料から、整備のあらまし

二級国道東京沼津線となってるが、昭和29年当時は
「神奈川県主要地方道東京沼津線」(神奈川県)、「東京都主要地方道東京沼津線」(東京都)の筈だ
二級国道に指定されるのは、昭和31年である
勿論、現国道246号は、資料の発行当時の話で、平成15年に山北バイパス(安戸-谷峨)が開通した為、
現在は県道76号線となっている

幅員が7mしか無かったんだねぇ~。この数字は「凡そ」なので、それより広いトコも狭いトコもあった
旧鞠子橋の幅員が 4.54m、旧々清水橋の幅員が 5.57mしか無かった事もある
旧清水橋が昭和43年に架橋されたが、幅員は 7.75m
現清水橋が昭和58年に架橋、幅員 10.4m
県道76号線、当時は国道246号の、道幅の歴史でもあるんだな

道路も昭和30年代に改修が行われて、道幅も広くなっていく

ん?道幅が広くなったのに、昭和29年のガードパイプが残っているのは納得できない?

ガードパイプが残ってる区間は、山側斜面を削って道路拡張が行われたのである
この区間では谷側に余地が無かったので、主としてそのように行われたようだ

流石「タテの道」である、ぃゃ、コレは「芦奈野ひとし」の漫画ネタだ

延長、約7kmは、安戸からだと凡そ県境付近まで
旧鮎沢橋付近も工事が行われているので、工事区間はその辺りのようだ

しかし、県道76号線この区間、改変の最大イベントはこんなモンじゃない
いつかお伝えてきるとイイナ (!)
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コメント

非公開コメント

No title

あら、「カブのイサキ」読者でしたか。
前作に続いてこの作品も良いですよね。37760m、成層圏の富士山山頂なんて
想像を絶する世界です。(笑)

No title

影武者さん、こんにちわ

「芦奈野ひとし」さんの作品は良いですね
独特の世界観がなんともいえない

ヨコハマ買い出し紀行では三浦半島主体でしたが、
今作はコッチに遠征があったので嬉しい限りです

3万メートル辺りでは成層圏の下の方になり、
まだ辛うじて1/100程度の空気はあるそうです
でも映像とか見ると殆ど宇宙!