撮影日 2018年04月08日、15日 主題としては初だが関連 2017年03月09日
秦野市巡回導入編では判り辛いので概要としました

県道705号線から。アソコいらに見える土山が秦野SA下り線です

村上いちご園の向こうに見えるのが秦野SA上り線の一部です

秦野SA上り線の中を通る市道52号線から。遺跡の発掘現場と謎の土盛があります

SA用地内には工事車両通行路と謎の土盛があります
っーーーて、判らんわい!
秦野SAがどんな風に造られるか、把握してないと見ても↑の状況で、実際のトコ説明できません
「ここに秦野SAが造られる」とは言えるけど、「どんな風に」が大事っす

秦野SAは新東名が秦野扇状地を通る真ん中辺に造られます
どうしてここら辺を通るかは、用地取得云々もありますが、上手く断層帯を避けてます
扇状地を形成してるのは盆地に流れる川達ですが、最大の功労は水無川らしく、
工業団地のある標高150m辺りに広大な平地を形成してます
SAはその扇状地の上端、山に向かって勾配がキツクなるトコに位置してます

扇状地を通る新東名、羽根トンネル西口から小原トンネル東口間の高度表を作ってみました
(2018年3月、国土地図に機能が追加された→断面図/の機能を使ってます)
右側の葛葉川流域は扇状地をあまり形成しなかったのか、全般的に標高が低いです
葛葉川橋が高架を含めて1km余の長い橋になるの頷けるなぁ
四十八瀬川は扇状地何逸れで、谷地形を形成してるのも面白い
秦野は元々南側が開けてて、二宮の中村川に流れ下ってたのに、
洪積世末に渋沢丘陵が隆起して流れが金目川になったそうで、
そういう地殻変動も影響してるのかも知れません
水無川から小原トンネルまで、台地を掘り下げて本線が通りますが、
秦野SA辺りも掘り下げると思われ
東の羽根トンネル西口の標高が 228.4m位なので、
県道706号線交叉の 244.694mまで 16m程登って来る事になります

羽根トンネル抗口標高/現地図による

新東名は東名より曲線や勾配を抑えてるそうで、無駄なアップダウンは無い筈
南厚木の数十mから山北の300m弱、そして御殿場の 450m位へとスムーズに登って行く筈です
先の高度表、羽根トンネルから県道706交叉まで一定勾配(赤線)で来るか、
秦野SA辺りはフラットにするか(ピンク線)
道路的には一定勾配の方が良いと思うんすが、簡単なのでSA辺りは標高245mの平坦で資料造ってます

厚木の数十mって、厚木南ICの地上標高が10mソコソコしか無いって知らない人多いんだよね
厚木市中心街/本厚木駅前だって標高18.2mしか無い
流石相模川。下流ダラダラです

山北の300m弱は河内川橋と谷ヶ山トンネルの間の盛土地点資料に
PH(計画高)下り/292.097、上り/291.944と数字が入ってます

こうして写真見るとSAの出来る辺りは平/なだらかに見えるのですが

黄緑線は現在通れる市道。赤線は既に通行止になっている
実際の高度を地図から拾ってみると凄く高度差がある
上り線側で本線含めて標高260m位から280m近くまで差は20m、
下り線は225m位から255m位まで30m近い高低差がある

斜面と言っても良い程。このままじゃ使い辛いSAになってしまうので、
上り線側は切土、下り線側は盛土して平らな路盤を造る必要があります

これには根拠があって、イメージ図を図図図と拡大すると

上り線側の奥には切土壁があります
赤線の跨道橋、市道52号線の付替えですが、標高270-260m位で前後の接続してるようです

下り線については手前に盛土壁が、、ちょっとだけですが、その先の樹林帯が盛土高と思われます
SA道(進入路、流出路)が短いので、本線と左程高さは変わらない
本線とSA道の下に暗渠水路が設けられる。唐沢川で、現在標高240→225m位を流れてる区間
という理由で、本線及び下りSAは標高240m台と思われ

以上のように大規模な土工が行われると思うので、
現在の用地を見ても「ここに何か出来る」とは理解し辛いです

先の航空写真は数年前で、何も無い状態ですが、現在は工事用道路が一部出来てます

N爺さん御指摘の「市道146号跨道橋基礎工事」は、実はSA恒久建造物としては初となります
SA縁を迂回する市道146号線の付替えでもあるし、それが終わらないと大幅造成出来ないですしね
秦野市の通行止め情報にあった詳細図から、跨道橋位置を確認して・・・
さあ、SAの工事を見に行きましょう。次回へ続く