
小田原箱根道路、山崎ICの現場にやってきた
現場の様子を詳細に見る為、休日で休工、交通量のまだ少ない早朝を選んだ

擁壁工事の工期は、来年3月末までとなっている
平成24年再評価資料によると、山崎IC自身の完成が平成26年度の予定なのだが、平行して工事できるんかな
工事内容の詳細等は
前回に詳しく載せてるのでそちらを参照

前回で鋼矢板の鉄壁が出現し出したが、大規模に広がってる

その手前、小田原方に新擁壁が出現

赤矢印の辺り、道路面より掘下げてL型擁壁が設置される、、
という予定だったが、既に入ってるのか、表面の擁壁しか確認できない

そもそも鋼矢板の前面に無数の鉄筋が組まれているので、工法が変わったんだろうか?

詳細は不明だが、新擁壁は同様に施工されるみたいだ

石積みの旧擁壁は全て撤去されたのでは無く、箱根登山鉄道の給電鉄塔の手前まで
此処から湯本側に向けて、旧擁壁はそのままの形で残っている

勿論、旧擁壁を残すという事では無く、施工上の関係なのですが、、、

作業予定の脇にMAPがありますので、コレを使って解説

左手小田原方は箱根登山鉄道線線路との距離があり、
工事としては(これでも)簡単な部分なので先行しています
箱根湯本方は、線路との間隔が狭いので、一層慎重な工事が必要なので「まだ」然程進んでないのです

箱根湯本方面を見てみると、凄い足場が出来てる

隣接する歩道橋の上から
左端フェンスの向こう側は箱根登山鉄道の線路
写真中央付近に鋼矢板の柱となってるH鋼が打ち込まれています

鋼矢板の道路側、撤去する旧擁壁は足場の下なので、撤去以前にする作業の為に組まれている・・・
どうやら鋼矢板にアンカーボルトなどの施工をする為に、造られてるようです
箱根湯本方は拡張幅が無くなって行く形になってますので、こういう形で場所を造ってるんでしょうね
以前も狭いスペースに大型クレーンを入れて、、ィャ、はみ出して作業してましたから

鋼矢板を間近で観察~、出来上がってる部分では横鋼を渡してアンカーボルトが打ってありました
18BLとは18禁BL本では無く、L型擁壁第18ブロックという事らしい

そんな線路脇ギリギリな場所よりも、工事を一層難しくしてるのが
湯本変電所から箱根登山鉄道へ給電している架空送電線

鉄道の給電鉄塔の前、石積み旧擁壁の線路側には鋼矢板のH鋼すら打ち込んでません
架空線があってその手の作業が出来ないのです

変電所側の送電鉄塔。こうして見ると随分低いけど、多少高くしても無駄なようです

前回でも載せたけど、工事の為に給電鉄塔を別の位置に新設する事になってます

前回、湯本変電所奥で何かしらの工事が始まり、新設の鉄塔かと思ったのですが・・・

出来たのは建物でした
どうやら線路側給電鉄塔を建てる場所の鋼矢板が完了しないと、先に進めないみたいで、
架空給電線の移設はまだ先のようです
まだまだかかるなぁ、あと1年で終わるんだろうか?

今回現場を見ていたら、騒音・振動計が設置されてました
線路の向こう側(山側)には住宅もあるんで、この手の必要性があるのかも知れません
マイクがあんな位置に、、、「あ゛ーーーーーっ」ちゃんと作動してました

平成17年に小田原箱根道路が、暫定開通し箱根新道と繋がって早8年、、もうそんなに経ったのか
小田原厚木道路・西湘バイパスからは下の国道を通らずに箱根新道と行き来できますが、
下の国道、特に箱根(箱根湯本)方面への風祭~山崎の渋滞は殆ど緩和されてません
山崎ICが出来上がれば、此処のまでの渋滞は緩和されそうですが、
今度は小田原箱根道路に渋滞が移行するだけな気がします
(下の国道と合わせて渋滞車線が2倍になれば、渋滞距離は半減するか・・・)

箱根新道は昭和37年(1962年)供用開始ですが、箱根へのバイパスというより箱根峠、
すなわち箱根を迂回して三島/静岡に至る性格の強い道路です
芦ノ湖大観ICから県道75号線で箱根
(元々の箱根町が此処なのでそういう地名だが、早い話駅伝のゴール付近)に出れるし、
平成7年(1995年)に須雲川ICが出来たので県道732号線経由で元箱根宮ノ下側に出れるようになったが、
箱根への観光客利用としてはイマイチの感じがします
(各資料によれば、新道無料化などで利用は増えているとの事ですが、
その割には風祭→湯本、大平台→湯本の渋滞が然程緩和されてない、、と思う)
七曲の上、赤マルのトコに県道732号線とのICが出来れば、新道ももちょいと使い勝手が良くなるんだけどなぁ
蛇足ですが、県道732号線(通称旧道)をそのまま降り、
国道1号三枚橋交差点手前の渋滞にハマッてる車をまだ見ます
須雲川ICから新道に入って小田原箱根道路に行けます
箱根口ICで一般道に下りる事もできますので、私も利用してます。通行料かからんし早い