訪問日、2010年8月22日

静岡県伊東市宇佐美、国道135号を下田方面に向かっている
前方に御石ヶ沢トンネルが見えてきた
前方左手の急な斜面に、旧道が筋となって見える

御石ヶ沢トンネル熱海側抗門
草に覆われ、扁額もプレートも読むことができない
左側、ガードレールを越えた先が旧道である

藪の浸食が進んでいるが、一車線位は舗装が確保できる
これなら楽勝か?
ちょいと覗き込んでみたけど、気軽に入れるレベルじゃ無い
反対側に廻ってみよう

御石ヶ沢トンネルを抜ける
御覧の通り、歩行者・チャリには優しく無いので、旧道は通れるようにして欲しいなぁ

御石ヶ沢トンネル下田側抗門。こちらは扁額、プレートを見る事ができる
1974年(昭和49年)3月竣工、延長 536.1m
同年7月にバイパスとして開通し、旧道は廃道となった
トンネル脇のガードレール先が、旧道である

元二車線の道だが、藪で一車線化しているが、快適に通行できる

やがて見えてきたのが、片一号洞門、下田側口。延長 39.0m、幅員 4.8m、高さ 4.8m
竣工は不明であるが、熱海市にある曽我浦片隧道四・五号が昭和14年建設なので、
同時期かその少し前と思われる
(注.当時の道路は静岡県道伊東熱海線、1953年(昭和28年)に国道認定)

片一号洞門はゆるやかなS字曲線を描いている
センターラインが引かれているが、カープしてる事もあって、相互通行は随分気を使っただろう
勿論、おっきな車は、擦れ違え無いので、交互通行の必要がある

片一号洞門熱海側の先、数十メートルには片ニ号洞門が見える

片一号洞門を振り返る。熱海側口
シンプルな造りと、緩やかな曲線が美しい

洞門の山側は、石積みで地山と接続している
ココだけで無く、全ての抗口も同様だった

続いて片ニ号洞門、下田側口。延長 17.0m、幅員 4.8m、高さ 4.8m
斜面が崩れて土砂が流入している

洞門内。僅か17mなので、直ぐに出口だ
左手山側の壁面・・・

鉄筋が剥き出しになってる
元々は車両がぶつかった為?片一号と違ってこっちは直線だからなぁ

片ニ号洞門を熱海側に抜けると直ぐに土砂の山
洞門内に流入した筈の土砂が片付けられている風なので、それを積み上げていると思われる
しかし、その向こう側は、再び激しい藪だ
数十メートル先に片三号洞門がある筈なんだが、、今回は夏場だし、軽装なんで訪問は断念
また今度訪れよう
ちなみに片三号洞門の諸元は片二号と同じ

振り返って片ニ号洞門熱海口
ヨッキれんさんのレポだと、直ぐ左に石碑(慰霊碑)があるのだが、現地で気付かなかった・・・
というより忘れてた(コレも再訪したい理由のひとつ)
こちらも損傷が目立つ

大きくコンクリが剥脱し、鉄筋がまる見え
ヨッキれんさん訪問時の3年前と大差は無いが、このままではそう遠くない未来に損壊の可能性もある

片ニ号洞門から下田側、先に見えるは片一号洞門
御石ヶ沢トンネル竣工によるバイパス開通が1974年(昭和49年)7月
まだ免許が取れる歳ではありませんでした(当時中学生、チャリで来たのは熱海位まで)
洞門3連続の旧道は、現役時代を知りません

片一号洞門を下田方面
旧道を戻って、次なる地点へ向かいます