菊川 Ⅲに続いて下菊川が潜るJR東海道本線の菊川橋梁中心に
撮影日は日付の入ってないのが2020年5月

ちょいと前にも使った写真だが、
東海道本線の菊川橋梁直前で下菊川の流れは2つに別れる
開渠の方が古くて暗渠は割と最近造られた、、筈
まずは開渠の方見てく。文字通り草生えてる
開渠の上半分位は歩道として利用されてる。ん?半開渠にはならんよね
元々この橋は下菊川専用だった訳で、開業時橋長12m位だから、今と変わらない筈
真ん中辺にある石積みが開業時橋台
↑の熱海線建設要覧にある通りコンクリ石張だし、
鉄道震害調査書でもちょいとしか壊れてない。直して使われてると思われ
幅は複々線化と引込線の追加で5線分となってる。北側1桁は歩道桁
続いて暗渠部
暗渠を覗き込むと向うの明りが見える。単純なBOXのようだ
下流側、暗渠と開渠の水路が合流。勢い良く出てるんは別の排水路
ってやっぱ開渠側流れてないな
暗渠が後だとして、出来たんなら開渠潰しても良い気がするが、工事が大変なんかな
そもそも菊川橋梁に道路通す事になったんは、
東海道本線を複々線化するんで踏切を無くすのが目的
菊川橋梁直ぐの旧松田踏切だが、保線用にこうなってるので、元々の踏切じゃない
踏切現役の時は上下の2線分っか無かった(印刷局線入れて3線か)
国府津駅から小田原駅まで、
酒匂川河口の低地を避ける為ちょい高台に線路敷いてるんで、
多くの道が架道橋/立体交差になってて、踏切の数は少ない
他の踏切も線路下を掘ってアンダーパスにしたり、跨線橋架けたりしてクリアしてる
ちな、こちらが開業時の橋等
最初っから架道橋【茶】と河川&道【青】が多く、河川専用橋【水色】は1/3程度
いつ菊川橋梁に道が通るようなったか、、は
航空写真によれば昭和47/1972年~昭和52/1977年の間
実際に複々線化が開始されたんは昭和54/1979年だが、その前に工事された筈
暗渠の方は平成16/2004年~平成19/2007年の間としたが、
平成16年の航空写真は粗くて工事してるんか出来上がってるか、よく判らない
工事記録とか探してはみたんだが見つからない
ここいらの人の話から2005年位と聞いたが、人の記憶は当てにならんしなぁ
菊川橋梁の道路併用は広報にあった。昭和49/1974年4月には工事が完了してる
ちなみに第二松田踏切は印刷局水道道から分かれ、印刷局前に出る道筋
同時期、打越踏切のあった道は、打越跨線橋が架けられた
複々線に加え、西湘貨物駅線、引込線、酒匂堰を一気に越える
ちなみに、下じゃない方の菊川を渡る御殿場線(旧東海道本線)の橋も菊川橋梁という
(この地方の東海道本線あるある)